新知事の誕生

1月25日の知事選挙で吉村美栄子氏が当選しました。東北初の女性知事の誕生です。

吉村新知事は、選挙戦で「冷たい県政」から「温かい県政」へのチェンジを訴えてきたことはご存じの通りです。教育、農業、福祉、雇用の充実をどのように、貫いていくことができるかは、吉村新知事のこれからの課題です。県議会対策や財政的な困難さも見逃すことはできません。県民の熱い期待と激励が吉村知事の支えとなるでしょう。

吉村新知事の課題には、国の政策にどのように対応するのかも問われます。現在問題となっている派遺労働者の増大は派遣労働法の改悪によって生み出されています。昨年、高齢管の怒りを呼んだ後期高齢者医療の創設や年金天引きも、国の政策(法律)によって推し進められてきたことです。

こうした県民を苦しめる政策を無条件に受け入れ、それを推し進めることが前の知事の「冷たい県政」の正体だったといえるかもしれません。それならば、「温かい県政」は、こうした政策にモノ申し、県民の側に立つ県政ではなくてはなりません。そのうえで、雇用対策や福祉対策をすすめることが求められているのです。

これを書いている最中、山形セレクションや最上川の世界遺産登録事業を廃止するという報道がありました。これらは前知事のパフォーマンスのひとつだったとか。廃止に大賛成です。(M)