大連立と総選挙

11月2日の2回目の自民福田氏と民主小沢氏との党首会談後、突然、大連立構想が発表されましたが、このことは多くの国民にとって驚きの事実以外のなにものでもありませんでした。
 しかし、その後、こうした大連立構想は、早くから読売新聞の渡辺氏などから提唱され、今回の黒幕は、この渡辺氏や中曽根、森の総理経験者だったことがわかってきました。
 参議院選挙では、「生活第一主義」を掲げた民主党が大勝しました。そこには、自民党に対する批判もあったでしょうし、二大政党による政権交代を支持する声もあったと思います。今回の「騒動」は、こうした声を裏切るものです。
 また、小沢氏の辞任に対する民主党の引き留めも「離党されては困る」というのが見え見えですっきりしません。本当に民主党は、政権を担いうる政党なのでしょうか。不安が残ります。
 参議院の解散による総選挙も近いようです。国民の暮らしを優先して欲しいという国民の声を政治に反映させる再度のチャンスがやってきます。どんな政党がどんな政策をもっているのか大いに注目しましょう。(M)