福田内閣の誕生
安倍首相の突然の辞任。その後の福田氏、麻生氏の自民党総選挙でのたたかい。クーデター説や新5人組説まで飛び出しました。「政治の世界は、一寸先は闇」を思わせる波乱にいっぱいの展開です。
福田首相になって、自民党は変わるのでしょうか?安倍前首相とちがって、派閥の実力者を中心とした党の運営となりそうです。しかし、肝心なことは、福田首相は、小泉元首相がすすめた構造改革路線が間違いだったとは言っていないことです。その意味では、やり方はちがっても小泉、安倍政権の政策を踏襲するということでしょう。小泉さんは「のぞみ」、安倍さんは「ひかり」、福田さんは「こだま」だという例も出されていました。
参議院選挙で自民党が敗北したのは、この構造改革路線(福祉切捨て、地方切捨て、庶民増税、国民負担増)によって疲弊した国民がNO!を突きつけたからでした。構造改革路線への反省がなければ、高齢者負担増の1年間の凍結と言ってみたところで、自民党への支持は回復しないと思うのですが如何でしょうか。(M)