自民の歴史的大敗

7月29日投票の参議院選挙は、自民党の大敗(−27議席)と民主党の大躍進(+28議席)という結果になりました。山形選挙区でも民主党の舟山康江さんが大差で当選しました。参議院で与党は105議席、野党は137議席となり、政府にとって、今後の国会運営が厳しいものとなることは周知の事実です。

こうした劇的な変化を望んだ背景には、「消えた年金」問題の発覚がありますが、もっと根底には、国民生活の疲弊があげられるでしょう。正規雇用の縮小は、若者のフリーター化をもたらしました。こうしたことによって、結婚ができない、子どもがつくれないという現象を生み出しているのです。高齢者にとっても厳しい現実がありました。年金額が減らされ、税金や病気や介護に対する負担も増やされ続けました。農業や商店や中小企業は、切り捨てられ、地域間格差の広がりも顕著になってきています。

「政治とは生活だ」というキャッチフレーズが浸透していったのは、こうした国民生活の疲弊という土壌があったからです。これが民主党の大勝利につながっていったのは疑いありません。しかし、一方でこうした国民生活の疲弊をつくったのは、これまで政府が推進してきた小泉内閣の「構造改革」が原因なのであり、ついこの前まで、それを圧倒的に支持していたのも、同じ国民だということになります。やや懐疑的になりますが、国民の意識は本当に変わったのでしょうか?これからの政治と生活の行方に注目したいと思います。(M)