トリノオリンピックとメダル

イタリアのトリノで開催されていた冬季オリンピックも終りました。フィギィアスケートの荒川選手の金メダルが印象に残りましたね。

 日本オリンピック委員会の役員は、最低でも5個のメダルを取りたいと語っていたそうです。ジャンプ、モーグル、スピードスケート、スノーボード、フィギィアなどメダルの可能性がある競技が順当に勝ち進めば、その可能性があることを根拠としていたのでしょう。しかし、結果は、期待に反して厳しいものでした。

 メダルが思うように取れなかった原因として挙げられているひとつに情報不足があります。スノーボードでは、上位に入ったアメリカ選手を度外視して、メダルを取れるのではないかと選手も錯覚したようです。もうひとつは、選手強化や世代交代の遅れがあるといわれています。ジャンプでは長野五輪で活躍した選手が出ていましたが、話題づくりかなと思うほどです。

 それと同時に、メダル獲得を餌に、視聴率を釣り上げようというテレビ局の魂胆も見え隠れします。視聴率を上げるための話題づくりだったのではないでしょうか?前回のソルトレークでは、銀1個、銅1個だったことを考えれば、そんなにバンバンメダルの期待ありということがおかしいのです。

(M)