社会保障費の構造改革
小泉首相が「抵抗勢力が誰なのかやってみないと判らない」といっていましたが、構造改革案が示され具体的に「道路公団廃止」と宣告したら、本当に抵抗勢力がゾロゾロともぐらのように出て来ました。
10 月28日(日)のサンデープロジェクトでは、三角の目をした政治家が出て来て、「5~6年前だろうが、いったん閣議決定(?)したものはもう変更できない」と、三角目を一層とがらせ、声を荒げていました。「日本はつぶれてもよいから約束した道路だけは絶対作ってもらわなければならない」といった様子です。
日本医師会のやっていることが国民にあんなふうに映っているのでなければ良いと思いながら発言するのですが、今日の日本の公共事業にかける国費は、世界中の先進国の中では多すぎ、また医療にかける国費は少なすぎるのです。
私達医師も「痛み」は覚悟していますが、お年寄りはますます増える一方です。社会保障費には構造改革(分配率を上げること)が必要です。