調節障害について
簡単に「疲れ目」といいますが、原因は無数と言っていい位、沢山あります。その中には調節異常による疲れ目があります。これはピント合わせがうまく行かなくなって疲れ目になるもので、「調節衰弱」「調節不全」「調節きんちょう」「調節けいれん」などに分けられます。よく似た病気なので混乱してしまうのですが「調節衰弱」とは、ピント合わせをする力は正常にあるのですが、一時的に近くが普段より離さないと見えにくくなるものをいいます。「調節不全」とは、年令よりもピント合わせの力が少なくなっているものをいいます。「調節きんちょう」とは、ピント合わせに時間がかかるようになるものをいいます。「調節けいれん」とは、一時的に近視状態になったものをいいます。
これらの治療法は、いずれも心身をリラックスすることが何よりも大切です。VB剤の内服などを加えたりします。
次月は、他の原因による疲れ目のお話をします。